みなさん、こんにちは!
朝起きたら10分ダラダラすることを目標にしているタカアシストです。
今回は、ユーモアについて話をしたいと思います。
ユーモアを適切に使うことができると「面白い人」
「一緒にいて楽しい人」と思われたり、お互いが知っている面白い話題を話すことで相手とのつながりを深めることもできるため良好な人間関係を築くことができます。
ですが、ほとんどの人はユーモアには才能が必要、絶対に相手を笑わせなければいけないという誤解を持っていると思います。
そんな誤解を持っていてはいつまで経ってもユーモアを発揮することで得られる“一緒にいて楽しいと思われる”、“信頼している人とよりつながりを深めることができる”といったメリットを感じることはできません。
ですが、安心してください。今回はユーモアに対する誤解を解き、ユーモアセンスを磨く方法を紹介します。
ユーモアに対する誤解

ほとんどの人はユーモアに対して3つの誤解を持っていると考えています。1つ目は、ウケないという誤解。2つ目は、面白くなければいけないという誤解。3つ目は才能が必要という誤解を持っているのではないかと思います。みなさんはどうでしょうか?
では、この3つの誤解を1つずつ解いていきたいと思います。
ウケないという誤解
この誤解は、ウケなかったらどうしようという、ユーモアを言った後のことを恐れてしまう考えからくる誤解だと思います。たしかに自分が言ったユーモアで周りがシーンとなることを考えると不安になる気持ちもわかります。ですが、就職面接におけるユーモアに関する実験ではユーモアの成功は「ウケた」ではなく、その場に「相応しい」ユーモアだったかで決まるという結果が出ています。つまり、ユーモアは受けたら成功ではなく、その場に相応しいユーモアを言うことが成功なのでユーモアにとってウケるかどうかは関係ないのです。
絶対に面白くなければいけないという誤解
この誤解は、ユーモアを言う時は「面白くなければいけないのは当たり前でしょう」と思っている人が持っている誤解ですが、実は面白いことを言うことよりも、周りの人にユーモアのセンスを持っていることを感じさせるほうが大切です。
具体的な例を挙げると、笑わせることではなく場を和ませることを言ったり、内容にもよりますが、他人のユーモアに微笑んだり、笑うことでも周りの人にユーモアのセンスを感じさせることができます。つまり、ユーモアのセンスがあることを周りにいる人に知ってもらうだけでユーモアの素晴らしい効果を得ることできます。
ユーモアのセンスは生まれつきの才能という誤解
みなさんがよく知っている有名なお笑い芸人の方々も幼少期の頃から面白いことやユーモアのある発言をできた人はいないと思います。血の滲むような努力と実践によって笑いのスキルを磨いてきた方々なのです。つまり、私たちも努力と実践を重ねることでユーモアを磨くことが可能ということです。
今回説明した誤解をみなさんは持っていたでしょうか?また、多少なりとも誤解を解くことができたでしょうか?
次は、ユーモアを磨く方法について紹介していきます。
ユーモアセンスを磨く方法

事実を見つける
ユーモアの多くは、自分の身の回りや、他人の生活に隠れています。ただ「面白いこと」だけを考えるのはなかなか思いつきませんし、ハードルも高いです。ですが、自分の生活や他人の生活から探してみると良いアイデアを見つけることができます。
まずは、身の回りにどんな事実が隠れているのかを探して見つけるスキルを鍛えましょう。
聞き手の予想を裏切る
人間の脳は、あらゆることをパターン化して覚える癖を持っています。例えば、1の次は?と聞かれたら何も考えなくても2と答えますよね。これがパターン化して覚えている証拠です。このパターン化された予想が裏切られると思わず脳が喜びます。脳が喜ぶと「嬉しい、楽しい」と言う感情が自然と出てくるためこの話は楽しいと認識してもらえます。
このパターン化を裏切る簡単な方法は「3回ルール」を使うことです。「3回ルール」とは、最初の1回、2回は誰もが予想しやすいことを言い、3回目に予想を裏切るオチを言うルールです。
例えば、、、

タカアシスト
車を運転する前は確認が大事です。免許証よし!シートベルトよし!ルームミラーで見た自分の顔よし!!
このように簡単なルールを使って聞き手の予想を裏切るようなことが思いつくように日常に隠れているユーモアに気づくスキルを鍛えましょう。
話し方を意識する
まずは、みなさんが面白いことを思いつき、めちゃくちゃ面白いユーモアが完成したので友達に披露した時のことを想像してください。
この時に、オチを言うタイミングで飛行機が飛んできたとしましょう。飛行機の騒音のせいでオチの部分が相手に聞こえなかった時、声が騒音にかき消されて友達にユーモアが伝わりませんよね。友達も「え???」となるはずです。つまり、いくら面白いことを言っていたとしても肝心のオチの部分が聞き手に聞こえづらかったり、全く聞こえなければ意味がありません。
聞き手に最高に面白いユーモアを届けるには、“オチの前で一拍置く→オチの部分は聞き手に聞こえるように大きな声で堂々と言う→ウケたと感じたらもう一度オチを言う”この方法は覚えておいて損はないと思います。もう一つ重要なことは、最高に面白いユーモアを聞き手に届けるには飛行機の飛行コースをすべて把握しておくことです。
※ちなみに、この赤文字のユーモアは私の自信作です。
まとめ

今回は、ユーモアセンスの磨き方について紹介しました。
まずは、ユーモアに対する誤解を解き、自分や他人の日常生活に隠された事実を見つけ、聞き手の予想を裏切るユーモアを聞き手にしっかり伝わるように話すことでユーモアセンスが磨かれていきます。トレーニングと実践を繰り返しユーモアのある人になりましょう。
参考文献:『ユーモアは最強の武器である』 著者:ジェニファー•アーカー/ナオミ•バグドナス (2022年、東洋経済新報社)