みなさんは、勉強や仕事または日常生活で集中したいけど集中できない時があると思います。もし、簡単な方法で自然と集中することができる方法があるとしたらとても心強いですよね?

今回は、実験の結果、効果が認められた自然に集中することができる簡単な方法を3つ紹介したいと思います。

実際に、私も取り入れてみて効果を感じたものを3つ紹介していますので、ぜひ、最後まで読んでください。

自然に集中することができる方法3選

ヨガ

ルーティンを作る

まず1つ目は、ルーティンを作るです。

ルーティンを簡単に説明すると、ある行動をする前に必ず行う”決まった行動“のことです。

例えば、私は本を読む前に必ずコーヒーを入れて一口飲んでから本を読みます。こうすると自然と読書スイッチが入り、読書に集中することができます。

山口県立大学の研究では、非アスリートの大学生を対象に、ルーティン動作が集中力と作業精度に与える影響を実験しました。その結果、ルーティン動作を取り入れることで、集中力が増し、作業の精度が向上する可能性が示されました。

自然の多い場所を散歩するor自然の画像、写真を眺める

ミシガン大学、マーク・バーマンの実験では、参加者に記憶と集中力を試す作業を35分間行ってもらい、脳を疲れさせてから緑の多い公園と都市部を1時間散歩した後、もう一度同じ作業を行なってもらいました。その結果、公園を歩いた参加者の方が記憶と集中力の作業の成績が大幅に向上。また、写真でも検証した結果、自然の写真と都市部の写真を眺めた後の作業でも自然の写真の方が成績が向上したそうです。

この結果からも自然の中を散歩するか自然の写真を見ることで集中力と記憶力が向上することがわかると思います。集中したい時には、自然の中を散歩するか外に出るのが難しいようでしたら自然の画像、写真を用意して見てみましょう。

【参考文献】 Berman, M. G., Jonides, J., & Kaplan, S. (2008). The Cognitive Benefits of Interacting With Nature. Psychological Science, 19(12), 1207–1212.

その場から立ち上がる

ミズーリ大学、アレン・ブルードーンの実験では、参加者を5人1組のグループ分け、1つのグループは座ったまま話し合いを行い、もう一方のグループは立ったまま話し合いを行い結論を出す実験をしました。その結果、立ったままのグループの話し合う時間は平均で34%短くなり、満足度や話し合いに関する情報の活用度も高い傾向が見られた。

この実験結果からも、立ったままの状態は集中力が高まり、頭をフルに使うことができるということがわかると思います。もし、頭を使う作業をするときは立ったまま作業を行うといつもよりも良い成果が得られるかもしれません。

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【参考文献】 Bluedorn, A. C., Turban, D. B., & Love, M. S. (1999). The Effects of Stand-Up and Sit-Down Meeting Formats on Meeting Outcomes. Journal of Applied Psychology, 84(2), 277–285.

まとめ

まとめ

今回は、自然に集中することができる簡単なテクニックを3つ紹介しました。

  • ルーティンを作る
  • 自然の多い場所を散歩するor自然の画像、写真を眺める
  • その場から立ち上がる

集中しなければいけない状況や集中が切れてしまった時に今回紹介した方法を実践することで今までよりも集中できたり、集中力を保ったまま作業に取り組めるようになると思いますので、試してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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【参考文献】
頑張らない生き方大全 世界最先端の心理学が教える「無理せずパフォーマンスが上がる」方法
著者:内藤誼人 (2022年,SBクリエイティブ株式会社)